40代独身女性のための資産形成ガイド:老後の不安を乗り越えるために

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こんにちは、みなさん。
今回は、40代おひとりさま女性として老後資金に対する不安や、将来の資産形成についてお話しします。
日本では老後資産2000万円が目安とされていますが、「まだそんなに貯められていない…」と不安を感じている方も多いでしょう。
でも、今からでも遅くはありません。一緒に最適な資産形成の方法を見つけていきましょう。

とも

不安を抱えながら過ごす日々を抜け出すため、一歩踏み出しましょう!

目次

先延ばしによる6つのリスク

定年までに資産形成すべき「やばすぎる理由」を以下に6つ紹介します。
まず、なぜ今すぐ資産形成を始めるべきか、その理由を見てみましょう。

  1. 賃金が上がらない日本の現実
    1997年には平均年収が467万円だったのが、2020年には433万円と約7%減少しています。
    今後インフレ傾向にあるとはいえ、大幅に賃金が上がるイメージがまだ持てないのが現状です。
  2. 減少する退職金
    1997年には退職金が平均2871万円だったのが、2018年には1788万円と38%も減少しました。さらに、退職金に対する課税も厳しくなっています。
    フリーランスの方は何もしなければ退職金が0円なので、マネープランをしっかり立てる必要があります。
  3. インフレと増税
    物価の上昇や増税によって、支出は増え続けています。例えば、健康保険料や年金の料率は年々上がっており、2024年には森林環境税がスタート、金融所得課税は20%、消費税は10%に達しています。
    みなさんも、賃金上昇よりもインフレや増税に伴う支出増を強く実感しているのではないでしょうか。
  4. 社会保障の不確実性
    少子化が進む中、将来の高齢者に対する社会保障がどこまで維持されるかは不透明です。年金の受給額減少、医療費の負担増加などが進んでいるのが現状の実態です。
  5. 高齢者の賃金低下
    60歳以降の賃金はこれまでの実績で言うと低下する傾向にあります。雇用年齢の引き上げが行われているので、多少の賃金調整は入るのではないかと考えられますが、現役同等の賃金より下がることも想定しておきましょう。
  6. 健康問題
    健康に気を使っていても、年齢を重ねると健康問題が出てくる可能性があります。いざというときに備え、医療費や介護費用も考慮する必要があります。

資産形成ができない人の「残念すぎる特徴3選」

資産形成に失敗する人の特徴を知り、自分にも当てはまることがないかチェックしてみましょう。
今からでも改善策を実行することで効率的な資産形成が可能です。

1. 貯蓄が続かない

  • 全てを自力でやろうとする: 自分一人で全てを管理しようとすると、管理が煩雑になり、続けるのが難しくなります。家計簿アプリや自動貯金システムなどのツールを活用すると、効率的に管理できます。
  • 全てをケチろうとする: すべての支出を極端に切り詰めようとすると、ストレスが溜まり、長続きしません。必要な支出と不要な支出を見極め、無理のない節約を心がけることが重要です。
  • 目標と期限がない: 明確な目標と期限を設定せず、漠然と貯金を続けるとモチベーションが保てません。具体的な金額と達成時期を決めることで、貯蓄の目的意識が高まります。
  • 自分ルールがない: 貯蓄に対するルールや方針がないと、無計画な支出が増えてしまいます。自分自身のルールを作り、それを守るようにしましょう。

2. 浪費癖がある

  • ぜいたく品にお金を使ってしまう: 高価な食事やブランド品など、ぜいたく品にお金を使うことが習慣になっていると、貯蓄が難しくなります。無駄遣いを避け、必要なものに優先順位をつけることが重要です。
  • ついついご褒美で自分を甘やかす: 貯金を続ける中で、「ご褒美」と称してつい無駄遣いしてしまうことがあります。小さな出費も重なると大きな支出につながります。ご褒美の頻度や金額を決めて、自制心を持つことが大切です。
  • 固定費の見直しができない: スマホの契約やサブスクリプションサービス、電気料金、民間保険などの固定費を見直すことができないと、無駄な支出が増えます。定期的に契約内容を見直し、必要でないものは解約しましょう。
  • 断捨離ができない: 不要な物を持ち続けると、新しいものを購入する際の判断が鈍ります。定期的に持ち物を見直し、不要なものは処分する習慣をつけましょう。

3. お金の計画性がない

  • お金の流れを長期的に見る力がない: 目先の利益や支出にとらわれがちで、長期的な視野で資産を管理することができないと、効率的な資産形成が難しくなります。長期的な目標を持ち、計画的に資産を運用する力を身につけましょう。
  • ステップを踏んで計画的に行動できない: 資産形成には段階的な計画が必要です。例えば、まずは貯金をする覚悟を決め、目標額と期限を設定し、その後自動貯金システムを導入するなど、具体的なステップを踏んで行動することが重要です。
  • 無計画な支出管理: 支出の把握や管理を自動化するツール(家計簿アプリやクレジットカードの利用明細など)を使わずに、無計画にお金を使ってしまうことが多いです。自動化ツールを活用して、収入と支出のバランスを適切に管理することが必要です。

最速で2000万円を貯めるための「攻め」と「守り」の資産形成術

老後資金2000万円を効率よく貯めるための「攻め」と「守り」の資産形成術について、具体的に説明します。

攻めの資産形成術:「NISA」「iDeCo」「転職・副業」

「NISA」「iDeCo」「転職・副業」の3つの方法は、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。これらを活用することで、効果的に資産を増やし、将来の安心を手に入れることができます。自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、最適な方法を選び、資産形成を進めましょう。

1. NISA(少額投資非課税制度)

NISAは、少額からの投資を行う方のために2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」で、投資信託や株式といった金融商品を対象とする個人のための税制優遇制度です。

メリット

  • 非課税: 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座での運用益や配当金が非課税になるため、税金を気にせず投資利益を最大化できます。
  • 少額からの投資: つみたてNISAでは、毎月数千円から積立投資を始めることができ、投資初心者でも手軽にスタートできます。
  • 長期的な資産形成: 長期で投資を行うことで、複利効果を享受しやすくなり、資産を効率的に増やせます。

2. iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは、自分で拠出した掛金を運用し、将来の年金として受け取る制度です。掛金は全額所得控除の対象となりますので節税にもつながります。

メリット

  • 所得控除: 掛金全額が所得控除の対象となるため、毎年の所得税や住民税の負担が軽減されます。
  • 運用益非課税: iDeCoで得られた運用益も非課税で再投資され、資産の増加を促進します。
  • 老後の資産形成: 自分の意思で運用商品を選び、計画的に老後の資金を準備できます。
  • 少額からの積立: 毎月5,000円から積立可能で、無理なく長期的な資産形成ができます。

3. 転職・副業

転職や副業は、収入アップの方法の1つです。転職によって給与やキャリアアップを目指したり、副業によって追加の収入源を確保することができます。

メリット

  • 収入増加: 転職によってより高い給与を得られる可能性があり、副業では本業に加えて追加の収入を得ることができます。
  • キャリアアップ: 転職によって自分のスキルや経験を活かし、キャリアアップや専門性を高めることができます。
  • リスク分散: 複数の収入源を持つことで、一つの収入が途絶えても生活に大きな影響を与えにくくなります。
  • 自己成長: 副業を通じて新しいスキルを習得し、自己成長や将来のキャリアに役立てることができます。

守りの資産形成術:三大支出の見直し

固定費は毎月必ずかかる費用であり、、見直しを一度行うと節約の効果が毎月続きます。また、見直して減らした分をそのまま貯蓄に回すことで、自然と資産が増えていきます。
大きな支出の割合を占める固定費を見直すことで、より節約の効果を実感しやすくなります。

1. 家の支出を見直す

  • 住宅ローン: 現在の金利や条件と比較して、ローンの借り換えを検討しましょう。より低金利のローンに切り替えることで、月々の支払いが減少し、総返済額を抑えられます。
  • 保険: 住宅に関する保険(火災保険や地震保険)を見直し、重複している補償や不要なオプションがないか確認します。必要最低限の補償内容に変更することで、保険料を削減できます。
  • 固定資産税: 自治体によっては税金の減免制度がある場合がありますので、確認してみましょう。また、家屋の評価額を見直し、適正に設定されているかチェックすることも大切です。
  • 修繕費: 定期的なメンテナンスを計画的に行い、大規模な修繕を未然に防ぎます。予測できる修繕費を積み立てておくことも有効です。
  • マンション共用費: 管理費や修繕積立金の内容を確認し、無駄がないかチェックします。管理会社や組合と話し合い、費用の見直しを提案することも考えましょう。

2. 車の支出を見直す

  • ガソリン代: 燃費の良い車を選ぶ、エコドライブを実践する、ガソリン価格比較アプリを活用するなどして、燃料費を抑えます。
  • 保険: 自動車保険の内容を見直し、必要な補償のみを選びましょう。複数の保険会社から見積もりを取り、最適な保険に乗り換えることも検討します。
  • 税金: 自動車税や重量税など、年に一度の支出を計画的に積み立てておきます。低排出ガス車や軽自動車に乗り換えることで、税金を減らせる場合もあります。
  • 維持費: 定期的なメンテナンスを行い、大きな修理費用を未然に防ぎます。また、車の使用頻度を見直し、公共交通機関やカーシェアを活用することで、維持費を削減できます。

3. 保険の支出を見直す

  • 重複した保険: 健康保険や生命保険など、同じ補償内容が重複している保険に加入していないか確認しましょう。不要な保険を解約し、必要なものだけを残すことで、保険料を節約できます。
  • 保険の見直し: 保険の見直しサービスや専門家に相談し、現在のライフステージに合った保険を再検討します。必要な補償を適切な価格で提供してくれる保険に切り替えることで、無駄な支出を減らせます。

おわりに

未来への投資は、今からでも十分に間に合います。少しずつでも始めることで、大きな安心を得られます。
まずは自分のできそうだと思うことからチャレンジしてみましょう。

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