企業勤めからフリーランスになったタイミングで連合会が暫定的に預かっていた確定拠出年金がありましたが、手続きを後回しにしてずいぶん放置してしまいました。
年始に手続きを終え、3月頭にようやくiDeCoに移換が完了。
さっそくログインをして資産運用状況を見ると損益がマイナスに・・・。
なぜこうなったか理由をお話しします。
なぜいきなりマイナスなのか、原因がわからずビックリ。
読者のお悩み
・企業型拠出年金をiDeCoに移換して損益マイナスになるのはなぜ?
・損益マイナスの原因を確認する方法が知りたい
・企業型拠出金は必ずiDeCoに移換する必要があるのか?
こういったお悩みについて、取引画面を掲載しながらわかりやすく説明します。
iDeCoとは
まず、簡単にiDeCoとは何かを説明します。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せされる老後資金づくりを目的とする年金制度のひとつです。
加入者が掛金を出して、自ら金融商品を選んで運用を行い、積み立てた資産は60歳以降に一括または分割で受け取ります。
参考サイト:iDeCo公式サイト~iDeCo概要~
なぜ企業型拠出金をiDeCoに移換する必要があるのか
確定拠出年金は原則、60歳まで途中の引出し・脱退はできません。
そのため、転職・離職した場合は、積み立てた資産を持ち運ぶ必要があります。
これを移換といい、自分自身で手続きをする必要があります。
企業を退職をし、フリーランスになった場合は忘れずに手続きを行いましょう。
今は手続きも簡単になっているし、放置していると資産が徐々に目減りするので早めにおこないましょう。
移換したらいきなり損益がマイナスに!
資産が移換されたという通知が来たので、早速ログインをして確認をしたところ早々に損益がマイナスになっていました。
少額だけど△2,156円のマイナスに。
現在、私がiDeCoで投資をしているのは「三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」で、変動が激しい投資先でもないし、直近では右肩上がりだったのなぜだろう?自分の見立てと違う・・と思い調べてみました。
ちなみにこの1か月の値動きは以下の通り。
金のニーズは近年上昇傾向であることと、基本iDeCoはほったらかしにする予定なので、守りの老後資金作りの投資先として良さそうだと思い選びました。
原因
色々と調べた結果、原因がわかりました!
口座開設に伴う事務手数料が2,829円発生していました。
下の画像は、SBIベネフィットシステムズの画面では、「取引履歴等」のボタンをクリックすると事務手数料履歴を確認することができます。
同じように疑問に思った方もいるようで、SBIベネフィットシステムズのよくある質問の中にも載っていました。
- 掛金(移換金)が資産状況に反映しましたが、いきなり損益がマイナスになっています。どうしてですか?
-
手数料が要因です。
iDeCoでは初回に引き落とされた掛金から、もしくは入金となる移換金から初期手数料(初回のみ)が控除されます。
また毎月口座管理手数料を負担いただきます。
口座管理手数料は、掛金の引落がある場合には掛金から控除され、手数料控除後の金額で商品購入が行われます。
掛金の引落がない場合には、引落がない月の翌月中旬頃、保有商品を売却することにより徴収されます。
過去12ヵ月以内に控除された手数料の明細は、加入者サイトのホーム画面内の「取引履歴等」⇒「事務手数料履歴」で確認できます。
原因がわかってスッキリ(笑)
なにはともあれ、投資先の選定ミスや設定誤りによるものではなかったので安心しました。
NISAも運用していますが、節税対策の1つとして、今後はiDeCoでも毎月5,000円を拠出していきたいと思います。
フリーランスになり移換手続きをして同じ状況になる方もいるかもしれないので、参考にしてください。